「誰一人取り残さない」インクルーシブなより良い未来社会を、皆様と一緒に創る、それが「未来社会協創」、Future Society Initiative (FSI)です。
わたしたち人類は高度に発展した一方で、様々な社会的課題を抱え、その課題はますます複雑になってきています。少子高齢化など、多くの課題と向き合っている日本が世界をリードして、解決策を導き出さなければなりません。日本が提唱する超スマート社会「Society 5.0」は、地理的条件や年齢、性別、障がいの有無を問わず、すべての人が意欲をもって社会に参加し、多様性を活力として発展する、そのような未来社会を示しています。
東京大学は1877年の創設以来、人材育成や学術研究など、様々な分野で日本の近代化に貢献してきました。「教育」「研究」のみならず、上記の未来社会の実現に向けて社会の変革を自ら駆動していくことをミッションと捉え、2017年に本学は「未来社会協創推進本部」を設置しました。
どのような未来社会を構築したいのか、どの課題に向き合い、どのような科学技術が応用できるのか。東京大学が長年、文系理系を越えて集積した学術的な「知」を駆使して取り組みます。国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を活用し、これまで学内外で行ってきた活動を、今まで以上に多くの人々と協力してさらに発展させます。